Corporate / Management

一般企業のマネジメント体制構築支援

事業や組織が拡大・複雑化すると、経営者自身がすべてを直接把握し個別に判断する経営には限界が生じます。重要課題とリスクについて、誰が何を把握し、どこまで判断し、どの情報を経営へ上げるのかを明確にし、組織として継続的に経営を管理できる仕組みを設計します。

Issues

このような経営課題について

  • 拠点・部門が増え、経営者が全体を把握しきれない。
  • 責任者ごとに管理方法や判断基準が異なる。
  • KPIを設定しているが、何の判断に使うかが不明確。
  • 経営会議が数値報告中心で、課題と意思決定につながらない。
  • 問題が起きてから経営者が個別対応する状態が続いている。

Why

なぜ必要なのか

事業や組織が拡大すると、経営者がすべてを直接管理する方法では、重要な変化の把握や判断が遅れやすくなります。

管理単位、責任・権限、KPI・判断基準、会議・報告、異常時の上位判断を一つの仕組みとして設計し、組織として継続的に管理できる状態をつくる必要があります。

Approach

Wellside Consultingの考え方

経営戦略と重要経営課題・リスクを起点に、管理単位、管理項目、KPI・判断基準、責任・権限、会議・報告、異常把握、是正・改善までを一連のマネジメント体制として設計します。

経営者個人の直接管理に依存するのではなく、必要な情報と判断が組織を通じて循環し、結果を次の経営判断や施策へ反映できる状態をつくります。

Process

支援の基本的な進め方

経営戦略・重要課題から、管理単位・役割、管理項目、KPI・判断基準、責任・権限、会議・報告、異常把握、是正・改善へ順に接続します。

01

経営戦略・重要課題の確認

中長期の経営戦略や重点施策を確認し、その実現に向けて継続的に管理すべき重要経営課題を整理します。現在の経営課題や事業・組織上の制約も踏まえ、企業として何を重点的に管理する必要があるのかを明確にします。

02

重要リスクの整理

重要経営課題の達成を妨げる可能性のあるリスクを整理します。収益、人材、顧客、品質、設備、情報等、経営へ継続的に影響する要因を捉え、どの変化を早期に把握すべきかを明確にします。

03

管理単位・役割の設計

全社、事業、拠点、部門、責任者等について、どの単位で何を管理するかを整理します。経営が直接管理すべき範囲と各責任者へ委ねる範囲を明確にし、管理の重複や空白を防ぎます。

04

管理項目の設定

重要経営課題とリスクを、日常的に確認できる管理項目へ具体化します。取得できる情報を並べるのではなく、経営上の状態を判断するために何を継続的に把握する必要があるのかを整理します。

05

KPI・判断基準

管理項目ごとに、重要な変化や進捗を把握するためのKPIと判断基準を設定します。数値を測定するだけでなく、目標、予算、推移、将来見通し等と比較し、どの状態で確認や対応が必要になるのかまで明確にします。

06

責任・権限

各管理項目について、誰が状況を把握し、誰が判断し、誰が対応するのかを整理します。現場、管理者、経営それぞれの役割と権限を明確にし、問題が発生した際に判断や対応が曖昧にならない体制を設計します。

07

会議・報告体系

必要な情報が適切な会議や責任者へ届き、意思決定につながる報告体系を設計します。経営会議、事業・部門会議等の役割を整理し、数値報告だけで終わらず、課題把握と判断、対応へつながる流れをつくります。

08

異常把握・エスカレーション

KPIや管理項目の変化から、経営上の問題やリスクを早期に把握できる仕組みを整えます。通常の管理範囲で対応できない事項について、どの段階で誰へ報告し、どの判断へつなげるのかを明確にします。

09

是正・改善

実施した対応について、実施状況と結果を継続的に確認します。対応して終わるのではなく、期待した改善につながったかを検証し、必要に応じて管理項目、KPI、責任体制、施策そのものを見直し、その結果を次の経営判断へ反映します。

Focus

主要論点

  • 管理単位・管理階層 全社、事業、拠点、部門等について、どの単位で何を管理するかを整理します。経営判断に必要な粒度と、現場で継続的に運用できる管理範囲の両方を踏まえて設計します。
  • 責任・権限 現場、管理者、経営それぞれの判断範囲を明確にします。誰が状況を把握し、誰が判断し、どの状態から上位判断へ切り替えるのかを整理します。
  • KPI・判断基準 KPIを測定すること自体を目的とせず、重要経営課題の状態を判断するために必要な指標を設定します。目標、予算、推移等と比較し、対応が必要となる状態まで明確にします。
  • 会議・報告 会議を数値報告の場で終わらせず、重要な変化、原因、影響、必要な判断、対応事項を確認する場として設計します。必要な情報が適切な頻度と経路で意思決定へ届く状態を整えます。
  • 経営情報 事業、拠点、部門等の管理に必要な情報が、必要な時期・粒度・精度で取得できているかを確認します。同じ数値や状態を共通認識として使用できる情報基盤を整えます。
  • 異常把握・エスカレーション 重要な変化や問題を早期に把握し、通常の管理範囲を超える事項を適切に上位判断へつなげます。問題が重大化してから経営者が個別対応する状態を減らします。
  • 管理者体制 管理者が担うべき管理範囲、必要な情報、報告責任を整理します。経営者個人に判断が集中せず、各責任者が役割に応じて管理できる体制を整えます。
  • 是正・改善 問題への対応を実施して終わりにせず、結果を確認し、管理方法や施策へ反映します。改善の結果を次の経営判断につなげ、管理の仕組み自体を継続的に見直します。

Outputs

主な成果物

実際の成果物は、企業の状況、課題、支援範囲に応じて設定します。

  • マネジメント体制全体図
  • 重要経営課題・リスク一覧
  • 管理単位・管理項目一覧
  • KPI体系・判断基準
  • 責任・権限整理
  • 会議・報告体系
  • エスカレーションルール
  • 是正・改善管理方法

Boundary

支援を検討される方へ

人事制度設計、採用代行、労務手続、法務判断、個別業務システムの開発・導入等の専門業務そのものは対象外です。現在の管理状態と組織上の課題から、経営管理として必要な支援範囲を整理します。

Consultation

マネジメント体制について相談する

現在の管理状態や組織上の課題、責任分担、KPI、会議・報告のあり方が十分に整理されていない段階でも、現在の問題意識や管理上の課題から確認します。何を管理すべきか、どの範囲を支援対象とするかを確認したうえで進めます。